ラブホち。

ラブホテル「ジュリアス」のフロントの日常を絵日記で。

ホテル日々あれこれ

間違いだらけ①。

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この話、続きます。


この時、私は勤め初めて一ヶ月くらいです。


フロントにかかってきた客室からの電話をとったら、
女の子が泣きながら、
「すぐ来て」と訴えてきました。


「何がございましたか?」と聞いても
しゃくりあげながら、
とにかく「すぐ来て!」です。


泣きながら電話してくるって何だろう?
くらいにのんびり考えながら
部屋に伺いました。


今なら、
「彼とケンカしてヤバイ事になってたら…」とか
色々思いつくんですが、
この時は、それまでに経験した
「水があふれて大変なんです」
くらいしか思いつきませんでした。


そうしたら、ベッドの上には、
意識不明で、白目をむいて、口から泡をふいている男性が!


女の子は泣きながら
「どうしよう、どうしよう、どうしよう」と
パニックになってます。


…私がどうしようです。






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間違いだらけ②。

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この話、まだ続きます。

この通り、間違いだらけだったんです。

生まれてこのかた、
幸いな事に自分も健康、家族も健康できたので、
救急車を呼ばなくてはいけないような
非常事態を経験していませんでした。

加えて、この若い彼女がはてしなくパニクってまして、
泣きわめいて、走りまわって、収集がつきません。

多分、私が部屋に訪れるまでも同じだったのでしょう。
部屋はぐちゃぐちゃでした。


電話もベッドヘッドの定位置に見当たりません。

今思えば、彼女に聞くか、
電話線をたどればよかったのでしょうが、
私もパニック状態です。

とにかく電話を!
そして店舗長を!

で、フロントから店舗長に電話をし、
119番に電話をして、
自分の愚かな一連の行為に気づいた次第です。

ああ、情けない…。

あ、気道確保は医療ドラマ大好きの産物です。




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間違いだらけ③。

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もうですね、
救急車が到着するまで心配で心配で心配で…。

口から泡ふいてるのと、
意識がないのは確認してるけど、
心肺の確認はしていません。

ようするに、気道確保はしたけど、
それだけで、なーんにもできてやしないという事です。

頭の中が
「心臓マッサージや人工呼吸をしなかったら、
 心肺停止時間と救命率ってどんな割合だったっけ?
 あの男性が亡くなったり、
 重い障害が残ったら…。
 どうしよう、どうしよう、どうしよう…」
でグルグル状態でした。

頼みの救急隊が到着しても、
「どうしてもっと早く呼ばなかった」って言われたら…と
ビビってたら、
「腹上死ですかね?」って…。

はあ?殺してどうする!
つか、命を助ける仕事の貴様が何をぬかしてやがる!ですよ。
返す言葉も出ませんでしたよ。
これこそが最大の間違いだと思います。
でも、そう言ったんです!

ただ、それがですね、
救急隊員を部屋の前まで案内して、
フロントに戻ってきた時、
思ったんです。

「本当に重篤な病気なら、
 あんな事は言わない…よねぇ。
 ひょっとして、隊員の人はどんな病気か判ってて、
 しかも、それが命にかかわらないと知ってるから
 あんな軽口が言えたのか?」と。

実際、後で知った事ですが、
彼はその少し前には意識を回復しており、
救急隊員は20分程様子だけ見て、帰ってしまい、
彼と彼女はその30分後に
「迷惑をかけました」と謝って帰っていかれました。

今、考えても大事にいたらなかったから良かったようなものの、
万が一という事を思うと、
身がすくむ出来事でした。







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プロフィール

アン

ラブホテルジュリアスに勤めてるアラカンです。

いい年こいて「アン」はないのですが、これは某ゲームからとってまして、ずっとこれなのでこのままです。
ええ、ホテル名もそうですわよ。